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おかえりなさいませ。慎女将でございます。
本人の自覚もあまり育たぬまま、いつの間にか大人、先生と呼ばれる立場に立つ、(立たされる?!)機会が増え、最近は、自分で演奏をするだけでなく、ひと(子どもたち、若い人)の演奏を採点したり、評価しなければならないことが多いです。
子どもたちやその親御さんたちに、最初に「せんせい!」なんて呼ばれた頃なんて、そのたびに背筋がこそばゆかったものですけれど。
ご想像のとおり、女将に貫禄など全く生まれてこないものの、生徒さんたちにフォローしてもらいながら、新しい関係を楽しんでいます。
レッスン中や、子どもたちの演奏に対して評価をするとき、女将自身の口調が、自分の師にまるでそっくりで、おーっ!同じことを言ってる〜、同じことしか言ってな〜い!と愕然とすることもしばしば。
歴史は繰り返す?!
言葉の使い方は間違っていますけれど、学生時代、まるで論理の「ろ」も知らない、野放し?演奏をしていた女将が、このモチーフがどうとか、調性がこうとか・・・一人前のように説明しているのを、あの頃を知る皆さんがお聞きになったら、意外な展開に驚きはるだろうなー、よう言うわーと思いながら。
しかし、たとえ相手が子どもであっても、演奏を評価する、というのはとても難しい行為です。
プロでなく、子どもであるから特に難しいという面もあります。
(プロだとそれ、好きじゃないねん、で片付けられますけれど。)
誰しもに、未熟な部分と、美点、魅力が共存しています。
「あなたにとって、いい演奏とはなにか?」
と毎回、目の前に問題を突きつけられているようです。
楽譜に正確に音を出していれば良いのか。
音程が正確だと、それだけでいいのか。
歌っていれば(カンタービレ)よいのか。
それが、作曲者の個性、文化から外れていても良いのか?
たとえ綺麗に歌えていても、それが彼、彼女自身から出てきていないような歌でもよいのか?
それらにそれぞれ点数をつけるのは、もっと難しい。
うーーーーーーーーーーーーん
毎回、頭を悩ませます。
それらの批評は、評価する側、先生の個性によってもかなり異なってくるでしょう。
子どもたちや、あの頃の女将に声をかけられるとすれば、欠点や評価なんかに負けるんじゃない!
自分の魅力を信じてがんばれ〜とエールを送りたい♪
評価することを忘れてしまうような、聴き手の心奪う演奏を目指して。
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